クロスコーティング
クロスコーディングとは
クロスコーティングとは、汚れた壁紙にコーティングを施していく作業です。
- 従来の張替よりコストをかけず、新品同様にすることができます。
- コート剤の内容によっては、色彩だけではなく、ウイルス(新型インフルエンザ)や細菌の分解を促し、健康的な生活空間をつくることができます。
コスト | 見た目 | ウイルス・細菌の除去 | |
---|---|---|---|
張替 | 高い |
新品 (耐久性5年~7年) |
通常の壁紙には、ウイルスや細菌駆除の効果はないので、光触媒の壁紙を使用することとなります。 光触媒の壁紙は通常の壁紙の約5倍程度の価格がするので、張替を行った場合、かなりの経費がかかります。 |
クロス コーティング |
中 (※1) |
新品同様 (耐久性6年~9年) |
既存の壁紙を再利用し、光触媒コーティングをするため、通常の壁紙で張替を行った時と同程度の経費しかかからずに、ウイルスや細菌駆除の効果を得ることができます。(※2) |
クロス クリーニング |
安い |
ある適度きれいになるが、新品には見えない (耐久性 変化なし) |
不可 |
クロスコーティングが生まれた理由
平成16年10月1日より、東京都で「賃貸住宅紛争防止条例」が施工され、今まで入居者負担だった室内の現状回復工事が、オーナー様の負担と義務つけられました。
そうなると、室内を覆う壁紙張替は現状回復工事で1番経費のかかる作業になります。その割合は7割にもなり、汚くなったら張り替えるという作業を毎回行っていたら、多くの経費がかかり、不動産投資としては効率が良くありません。
しかし、少子化で入居者が減少する現在、部屋の印象を大きく左右する壁紙はきれいにしておかなくては、入居者を確保するのは難しいでしょう。
そこで、原状回復工事の7割を占める壁紙張替費用を圧縮する為に、クロスコーテングが生まれました。
クロスコーティング施工の流れ
クロスコーティング6つの特徴
クロスコーティングとは、清掃後の既存の壁紙にコーティングを施していく作業です。従来の張替より、コスト面を様々な点で見直すことができ、価格を抑えることが可能です。
クロスを剥がしてから新たに貼っていく従来の作業よりも、クロスを清掃し、コーティングする作業の方が格段に早く、従来の3分の1の時間で完了することができます。客付けする際、「あの物件は、まだ内装工事中で見せられません」という事も少なくなり、営業効率がUPします。
クリーニングでは落ちにくい、タバコのヤニや日焼け、タンス跡なども完全に無くなり、見た目は張替と変わりません。さらに、クロスの凹凸模様も、そのまま再現できます。
張替に付きものの独特な臭いや、VOC(揮発性有機化合物)が出ず、とても安全です。施工後も快適で、作業の翌日すぐに入居することも可能です。
多少の傷なら、見分けがつかなくなるほど、きれいに補修することが出来ます。
※補修可能かは、施工現場を確認してから、傷の程度にて判断させて頂きます。(カビが繁殖している壁紙は、張替をお勧めします。)
クロスを剥がさないので、通常なら破棄することとなる大量のゴミを出しません。もし、張替を行った場合、古いクロスは焼却処分しなければならず、費用はお客様の施工費用に跳ね返ってきます。
これからは、物を消費するだけではなく、ゴミを出さず、できるだけ再利用をしていくことが大切です。
クロスコーティングの弱点
ただしクロスコーティングには弱点が2つ程あります。
1つはカビです。カビが発生している場合はコーティングを施して綺麗にしても内部から増殖し浮き出てきてしまう可能性があります。
もう1つは壁紙にヒビが入って場合です。大半は壁紙だけの問題ではなく、下地のボードが割れている事がほとんどです。壁紙を剥いで下地を補修しないと根本的な解決になりません。
ほとんどの賃貸物件でクロスコーティングが施せない物件はないのですが、この2つの場合はクロスコーティングよりも張替をお勧め致します。
(当社の方で今までと同程度の費用で張替をさせて頂きます。ただし光触媒の壁紙は通常の張替より1.6倍位と少し高額になります。)
T&Sのクロスコーティング事業
T&Sのクロスコーティング事業は、原状回復で一番経費の掛かる「壁紙の貼り替え」を「クロスコーティング」にすることにより、オーナー様の負担を30%~50%軽減することが目的です。
いくつも部屋を保有するオーナー様にとって、毎回張替を行うことは大きな負担が発生する作業です。入居者が喫煙者などで負担を入居者がしてくれる場合は問題ありませんが、入居者の友人がタバコを吸い微妙に汚れている場合、本棚の後ろの黒ずみ・日焼けによる劣化などの、日常の生活による汚れの場合は、原状回復費用はオーナー様が負担しなくてはならないので、不動産投資を行う上で効率が良くありません。
当社のクロスコーティングを活用すれば、美しい室内空間を今までより低価格で実現させることが可能です。
また、壁紙の張替は通常の紙と違い大量のゴミを発生させます。当社の環境配慮型の内装コート剤で壁紙を再利用させるクロスコーティングを行うと、大量のゴミが発生しません。
不動産会社様とオーナー様は、クロスコーティングをご利用していただけるだけで、地球環境に優しい再利用を選択したことになります。
皆さんが普段お付き合いのある塗装職人さんが工事を行います
T&Sのクロスコーティングを行う塗装職人さん達は、この道10年以上のベテラン揃いです。
ではクロスを塗るための専門家なのかというと、そういう訳ではありません。元々、彼らの本職は外壁工事になります。つまり建物の外壁が傷んだ際に防水と塗装を行う外壁工事を専門としているプロなのです。
クロスコーティングの仕事は単価が低いのに、細かな技術が要求されるために、あまりやりたがる塗装職人さんはいらっしゃいません。しかしT&Sではあえて内装の仕事を見て頂き、職人さん達の技を知っていただきたいと考え仕事をしております。
クロスコーティングを利用するためには
現状回復工事の経費節約のため、クロスコーティングのご利用を考えておられるオーナー様は一言「原状回復工事に今後クロスコーティングを使用してほしい」と不動産会社の方にお申し出下さい。
不動産会社の担当者の方には、実際にクロスコーティングを施工した部屋を見ていただいてから資料をお渡し戴いておりますが、最終的な決定はオーナー様の判断に委ねられます。
もし、オーナー様の中でも、実際にクロスコーティングを施工してある賃貸アパートの室内を見てみたいという方は、このホームページの「お問い合わせ」か「FAX」にて受け付けております。 お気軽にお問い合わせ下さい。
(2月~4月の繁忙期は、なかなか時間がとれない場合がございますので、あらかじめご承知願います。)